「小学生の息子を残して死ねない!」
強い気持ちが、乳ガン治療の原動力。(1/2)


  • 胸のしこりに気づいていながら放置し、腫瘍はいつしか500円玉大に。
  • 同時再建を受け、乳房を失わずに済みました。
  • 遺伝子検査を行い、抗がん剤治療は行わずに済みました。

医師の友人の紹介で信頼できる医師との出会いを得、チーム医療の先駆けともいえる万全の体制のなかで全摘と乳房再建モーダルを開くを行ったMMさん。当時11歳だった息子さんを残して、“今ここで死ぬ訳にはいかない!”、そんな強い気持ちが治療への原動力だったというMMさんが、当時のこと、そして今の気持ちを語ってくださいました。

MMさん 54歳 大学事務・パート
乳ガン(ホルモン需要タイプ)+乳房再建
乳ガン、乳房同時再建 左 ステージ3(2010年)
乳ガン、乳房同時再建 右 ステージ0(2017年)

良性だから…と放置するうちに、しこりは500円玉大に!

「しこりがあるのは分かっていたのですが、仕事の忙しさを理由に、長期間、放置していたんです。ただ、以前にも同様のしこりがありましたが、出産し授乳をしているうちに消えたもので、今回もきっとそんな感じだろうと深刻に捉えていませんでした。ところが、あるとき区の検診を受けたところ、『こんな大きくなるまでよく放置してましたね』と。米粒どころでなく、500円玉ぐらい!もうこうなったら取るしか道はありません」。

医師の知り合いを介して、乳ガンの権威が主治医になった。

ガンの診断を受け、MMさんがまず相談したのは当時アメリカにいた麻酔医の親友。彼女はパソコンをたたきながら、その場で先生に連絡、即座に予約をとりつけてくれた。

「普通だと何カ月待ちという有名な先生でしたから、こんなラッキーなことはありませんよね。その病院は腫瘍内科と形成外科とのチーム医療の先駆けで、形成の先生が手術室に入るという同時再建のスタイルをとっていました。私の場合、信頼できる専門家がそばにいて、あらゆる疑問をすぐに解消してくれたので、ネットや本を調べ尽くして迷ったりする必要がなかったんです」

費用は約100万円かかりました。
でも生きることに必死だったから。

「胸を残したからといって再発リスクが高まることはないと説明はされましたが、たとえ科学的にはそうであっても、とにかく悪いものは全部取ってください、だから命だけは助けてくださいって、そんな切羽詰まった状態。費用は100万円くらいかかったと思います。でも、当時息子が11歳でしたから、自分が胸を失う悲しみよりも、お金よりも、とにかくこの子に悲しい思いをさせるわけにはいかない!今ここで死ぬわけにはいかないと、すがるような思いでしたね」。

腫瘍だけを診るか、患者の人生を見るか
医師のネットワークによってスタンスはさまざま。

「個人的には、胸の見た目にこだわりはありませんでしたが、再建をしてくださった先生は、いわゆる形成の第一人者で、術後のヌード写真集が出たりするほどの方だったそうです。また、主治医は、たとえ公的な保険が効かない治療でも、可能性のある情報はすべて開示し、不安や疑問をすぐに解消してくれました。

このように自分の環境が恵まれていたせいか、大学病院ならどこでもこういった治療が受けられると思い込んでいましたが、術後YMCAのencore(アンコア)という術後女性のためのプログラムに参加して、いろいろな方のお話を聞き、必ずしもそうではないことを知りました。たとえば、自ら聞かない限り、乳房再建モーダルを開くのことを教えてすらもらえなかったとか、患者自身で治療法を調べて先生に逆提案したなど。当時はトータルで患者の人生を見るというより、ガンという病気だけにフォーカスして治療する場合が多かったのかもしれませんね。でも、ここ数年で多くの人が声を上げるようになり、情報もオープンになっていると聞きます。時代は動いているんですね」。

「小学生の息子を残して死ねない!」
強い気持ちが、乳ガン治療の原動力。(2/2)


遺伝子検査で乳ガンリスクをチェック。
その結果、スピーディに社会復帰できた。

「術後には乳ガンリスクを調べる遺伝子検査もしてもらいました。当時は自己負担で20万円ほどかかりましたが、その結果、私はローリスクだったことがわかり、ならば無理に抗がん剤や放射線治療をしなくてもいいだろうということに。退院後はホルモン治療のみで、すぐに通常の生活に戻れました。もしこの検査がなければ、念のために抗がん剤や放射線治療を行い、そうなれば髪も抜けるし副作用もあって、さらにつらい日々が続いたはずです」

長年務めた会社の退職金をガン治療費につぎ込んで。

「医療保険は大学時代の友人に頼まれて入ったもので、焼け石に水。幸い長年務めた仕事を辞めたばかりで退職金があったため、それをつぎ込みましたが、1泊3万円の差額ベッド代に健康保険の効かない遺伝子検査、乳房再建モーダルを開く、月1回の病院通いにお薬代と、どんどんお金は出ていくなか、ああ、どうしてちゃんとした保険に入っておかなかったのかしら と、後悔もしました」。

右胸にできた新たなガンは、早期に発見できた!

2度目のガンは、0期といってまだガン細胞が乳管内にあり、身体に飛び散る前の段階。きちんと検診を受けていたことが早期発見に繋がった。

「0期なので部分切除すれば済んだのですが、以前全摘した左胸とのバランスを考えて全摘を選択。今回は、元の主治医が指名した女性のお医者さまに執刀してもらいました」。

「術後1年間は、お肉や赤味のお刺身を食べない、塩分を取らない、野菜中心、お菓子も食べないなどストイックな食事療法をしました。でも一年後には先生がストレスになるからやめなさいって(笑)」。

せっかく助かった命ですもの、全力で息子を応援します!

当時はまだ子供だった息子さんも20歳。高校入学と同時に巣立ち、現在はアメリカ留学中だそう。

「せめて成人するまではそばに置きたかったのですが、早々に離れていってしまいました。もう本当に、これもまた想定外(笑)。
当時は私の病気を気遣うようなことは一切言わなかったんですが、今聞くと、やっぱり相当心配だったみたいです。でもね、最近は優しいことを言ってくれるんですよ。『ちゃんと検査してるの?ジムに通ってみる?こんな時間まで起きてないで寝たほうがいいんじゃないの?』なんて(笑)。息子のために生きていたい、その一心で2度の乳ガンを乗り越えたのですから、これから先もずっと、彼のことを全力でバックアップしていきたい!それが私の生き甲斐ですね」。


MMさんが乳房再建モーダルを開くの手術を受けたのは今から8年前。同時再建を受けたので、乳房は失わずに済み、またその後行った遺伝子検査の結果、行った結果、再発のリスクは低いとの診断により抗がん剤治療は行わずに済みました。このように、MMさんが常に最良の選択を迷う事なくできたのは、なんでも相談できる専門家の存在があったからでしょう。
そしてなにより、その恵まれた状況をしっかりと活かして前向きに治療に取り組んだことが、いち早く日常へ復帰できた理由なのですね。

2018年7月現在の情報をもとに作成。

ガンを経験された個人の方のお話をもとに構成しており、治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありません。

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