子宮筋腫の手術を決断し実感した、
家族のありがたさと保険の大切さ。


  • 身体の変化を感じながらも日常の暮らしの中でそのままに
  • 子宮筋腫が不妊症の原因になっているかもしれないと聞いて手術を決意
  • 手術費用は実家の親の援助を受けて、ありがたいけど申し訳ない気持ちに

子宮筋腫(子宮の中にできる良性腫瘍)は、厚生労働省の調べによると特に30~40代の月経過多、生理痛、不妊の原因となり得る病気ですが、日常生活に支障がないことも多く、そのままにしている人も多いのだそう。そんな中で、子宮筋腫が不妊の原因のひとつであることを知り、手術を決めたSSさんに、ご自身の経験を通して感じたこと、費用のことなどをうかがいました。

SSさん 47歳 ビーズアクセサリー講師
子宮筋腫 2008年手術

子宮筋腫は珍しい病気ではないし、
自覚症状もありませんでした。

「定期健診で指摘されたこともあり、病院に行った事もあったので、なんとなく子宮筋腫があることはわかっていました。でも出血も痛みもなく生活に支障もなかったので、様子をみていたんです。ただ、検診のたびに、自覚症状が無いまま筋腫が年々大きくなっていることは、少し不安でしたね」。

子宮筋腫が不妊症の原因になっているかもしれないと聞き、手術を決める人が多いそう。

「子宮筋腫は不妊症の原因の一つになっているかもしれない、妊娠を意識したときに手術を考える人が多いんだそうです。私自身も、そろそろ子供が欲しいことを先生に相談すると、『子宮筋腫がじゃまをしているかもしれないね』と言われたことで、手術を決めました。手術だからシリアスになるとか、そういう感じではありませんが、お腹を切れば傷は残るかもしれないし、痛いのかしらとか…そういう不安はもちろんありましたね」。

手術費用は実家の親の援助を受けて。
ありがたいけど申し訳ない気持ちに…。

「手術になれば入院が必要ですし、お金もかかります。
主人と実家の母に治療に関する費用のことについて相談し、保険に入っていなかったので、結局、家族に治療費の援助を受けることになりました。
全室個室の病院で2週間くらいですから、それなりにかかったと思います。親がいてくれてよかったなあと思うと同時に、保険に入っておけばよかったと申し訳ない気持ちになりました」。

難しい手術ではないけれど、
病気になってからでは保険には入れません。

叔母さまも子宮筋腫の手術を受けていたこともあり、家族にとっては身近な病気だったとSSさん。

「幸い母もカラっとした性格なので、『大きくなる前に今のうちに取っちゃいなさい~』と(笑)。おかげで深刻にならずにすみました。
でも、ちょっと変だなと思った時に、すぐに医師に相談していれば…と悔やまれますね。大きくならないように定期的に検診することをお勧めします!何より、健康なうちに保険に入っておくことが大切ですね」。

手術を機に講師の資格を取得。
大好きなビーズづくりを仕事にできて幸せ!

「将来、子供ができても家でできる仕事をと思い、手術を機にビーズアクセサリー講師の資格を取りました。自宅やカルチャーセンターでの指導や、アクセサリーキットの制作が主な仕事です。1人で黙々と作品を作るのも、生徒さんたちとおしゃべりしながら手を動かすのも楽しいですが、なにより、好きなことを仕事にしている充実感は何にも代えられません。

赤ちゃんの方は、かなり大きな筋腫でしたが、取れば自然にできるかもと期待していたのですが、残念ながら今の段階ではまだできていません。でも、いつか授かるかもしれないし、まだまだ先はわかりませんよね!」


年齢も若く、もともと病気とは縁がなかったため、身体の変化を感じながらも日常の暮らしの中でそのままにしてしまったというSSさん。子宮筋腫が不妊症の原因になっているかもしれないと聞いて手術を決めましたが、もっと早い段階で専門医に相談していればと思われたそうです。

また、子宮筋腫のように多くの女性がかかる病気は、つい軽く考えがちですが、手術ともなれば費用の面でも負担。お金でまわりに迷惑をかけないためにも、若くて健康なうちに保険に入っておいてくださいね、とSSさんからのメッセージをいただきました。

2018年7月現在の情報をもとに作成。

子宮筋腫を経験された個人の方のお話をもとに構成しており、治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありません。

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