対談インタビュー
経営者に寄り添い、互いの成長を感じる
株式会社匠工房CEO 藤原 由樹さま
Executive 寺本 貴弘
会食の席が隣になったことがきっかけで、距離が近くなった
仕事とは関係のないあるグループで一緒だった藤原さまと寺本FA。
顔を知っている程度の間柄でしたが、会食の席が隣になったことがきっかけで、距離が近くなったそうです。
寺本FA:それまでは他愛のない話をしていただけでしたが、仕事の話に変わったときに、一気に距離が近くなりましたね。
藤原さま:僕はビジネスを始めて、業績がちょっと良くなってきたタイミングでした。「ただ業績は良かったけれど、組織として、きちんと成り立っていないのでは?」という思いがありました。
ですので、そのへんのアドバイスを聞かせて欲しい、と言ったことがきっかけだったような気がします。経営者として売り上げだけじゃない漠然とした不安がありましたから・・・。
寺本FA:じゃあ具体的にどうしましょうか?ということになって、次の週に二人で会いましたね。
藤原さま:生命保険のトップセールスと聞いていたので、『凄い売り込み』をしてくるのかな、
という覚悟はありました。それはそれで興味はありましたけど・・・。
寺本FA:初めて二人でお会いした時は、会社の現状や、将来のビジョンなど、色々とお聞かせいただきましたよね。
『凄い売り込み』ができなくて、すみません。
藤原さま:保険の話を一切しなくて良かったのかなという印象が残っていますね。
あの時は、ひたすら僕が喋っていたイメージでした。会社設立の経緯や今の悩みなどを、語ったことを覚えています。
経営者は孤独
藤原さま:経営的な悩みは、誰にでも打ち明けられるものじゃないですよね。それなのに、寺本さんにはどんどん悩みを吸い上げられるみたいな感じがありました。
ですから、「もし時間があるのなら、次回もこんな話でお会いできませんか?」と、僕の方からお願いしましたよね。
寺本FA:その時に、自分は独りぼっちだ、というような話をされていた記憶があります。
藤原さま: 「僕は孤独なのです」と言ったような気がします。
事業が軌道に乗り始めた時、孤独になりつつある感じがありました。相談できる相手がいないということが、そんな気持ちにさせていたと思います。
今は、寺本さんがいるから、孤独は感じませんね。何か悩みがあったら、すぐ電話していますから、ほぼ毎日お話ししているかも知れません。
寺本FA:お互い、妻より多く話をしているかも…。
経営者が気づいていないリスク
生命保険の提案は、かなりの面談を重ねた後だったそうです。
藤原さま:5回以上お会いしてから、初めて保険の話が出た印象があります。
全体のビジョンや数字的なところまで、すごく関わっていただくようになって、ある程度私の会社の全体像が見えてから初めて保険の話をしていただいたような気がします。
寺本FA:経営者は、従業員だけではなく、そのご家族に対しても責任があります。当然、経営者自身のご家族も守っていかなければなりません。
そういった中では、経営者自身が気づいていないリスクが恐らくたくさんあるはずです。何も分からないまま、ただ突っ走って、事業は成功されているけれども、何かあったときに一瞬で足をすくわれるというようなことだって起こり得ます。そうならないように、この方には何が足りていて、何が足りていないか、ということをヒアリングしながら理解するわけですね。
当然、国が保障してくれる制度もありますから、そのような制度を考慮しながら、生命保険のご提案をさせていただきました。
従業員の手術とその後のフォロー
従業員のお一人が、手術することになった時、寺本FAは様々な面で、その方をフォローしたそうです
寺本FA:お客さまにとって保険の手続きは、ほとんどの方が初めての経験だと思いますから、丁寧に説明しなければいけないと考えています。
僕らは当然慣れているので、簡単な作業だと考えてしまいがちですけど、お客さまからしたら、どこに何を書いていいのか分からないケースが多いと思います。
ですので、自分が入社して初めてその書類を見た時のとまどいを思い出しながら、お客さまにお伝えするようにしています。
藤原さま:初めての手術だったみたいで、すごく不安はあったようでした。ですが、寺本さんに手厚くファローして助けていただいたようです。手術したあとのフォローや、保険の手続きなども含めて丁寧に対応いただいたと従業員から聞きました。
寺本FA:僕が一番大事にしているのは、自分の身内が手術するとしたら、自分はどうするだろうと考えながら動くことです。
そうすると手術当日だけでなく一週間経っても気になるはずですよね。この気持ちを持っていればお客さまに対して細かい配慮ができるはずだと思っています・・・偉そうな事を言ってすみません。
藤原さま:いえいえ。この件では従業員から感謝され、経営者として株が上がった気がしました。
士業が集まる月次会
藤原さま:寺本さんからの提案で「月次会」というのをはじめましたけど、あれは助かっています。
寺本FA:税理士、弁護士、司法書士と言った士業の方に月1回集まっていただいて、会社の問題点を全員が把握して、それぞれの専門的な立場から、解決策を導く、ということをやらせてもらっています。側面だけを見て処方箋を打つのではなく、会社全体を見て、士業が全員でサポートすることを目指しています。
藤原さま:集まっていただいている士業の方は、ばらばらに集まってきたわけではなく、寺本さんのつながりから来ていただいていますので、信頼できる方々ばかりです。ネットワークでがっちりつながっている感じです。
寺本FA:社長が嫌がることも言わせてもらっています。僕が悪者になって、ここで一回数字のメスを入れたほうが良いかなということもありますので、そこは遠慮なくやらせてもらっています。
藤原さま:指摘だけだったら、嫌な思いを持ってしまうかも知れませんが、寺本さんは解決のための戦略まで提案してくれるので、プロの仕事に助けられているという感じです。
寄り添い続ける関係
藤原さま:お互い切磋琢磨している関係です。
全然業種が違うので、お互いが持っていない情報を共有できるのが良いですね。
そんな関係ですので、寺本さんが上がれば僕も上がる、つまり切磋琢磨してお互いに成長するという感じです。この関係がずっと続いていければと思っています。
寺本FA:本当に毎日電話しています。メールではなく電話ですね。
声のトーンで、何かあったなということに気付けるので、そういう深く感じ取れる環境を大切にしています。そういう感受性がなくなってしまうと、切磋琢磨した人間関係は築けなくなってしまうと思っています。
藤原さま:今は本当に孤独を感じないです。
寺本FA:そう言ってもらえると嬉しいです。
業績はもちろんですけれど、お金だけじゃなくて、その会社にいることが幸せだというような企業になっていっていただけたら、サポートさせていただいている身として、本当にうれしいことだなと思います。
藤原さま:そうなるように頑張ります。
寺本FA:是非、一緒にがんばりましょう。
経営者の孤独に寄り添う。そこからはじまった二人の関係。
そこには、お客さまとセールスという枠を超えた、固い絆が生まれているようです。
大正4年創業以来、100年以上に渡り伝統的な日本建築を継承してきた株式会社 匠工房。企業理念は『世にない物を生み出す』。アナログからデジタルへ時代の変化に対応するため、藤原由樹社長の代からスマートフォン向けアプリ事業や映像事業も展開している。
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担当したフィナンシャルプラン アドバイザー
企業にも個人にもあらゆるライフサイクルがあるかと思います。
創業期→成長期→成熟期→衰退期
それぞれのフェーズであらゆるお悩みやまだお気付きでないリスクがあり、それらに対し様々な知識や人脈を活用しながら全力でサポートさせて頂いておりますので、お気軽にご相談ください。
Executive
寺本 貴弘
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