孤独の解消は、人生100年時代のカギ?豊かな人生を育む他者とのつながり

#健康 #ライフスタイル #人生100年 #家庭・育児 #老後

医療技術の進歩などにより、人々の寿命が伸び続けている現代。私たちは以前よりずっと、「健康」を得やすくなりました。その一方で、少子化の進行や未婚率の上昇により、「孤独」を抱える人々が増加しています。

ライフスタイルが多様化する今、「自分は別に一人でも構わない」と考える人も少なくないでしょう。しかし、孤独が体と心にさまざまな影響を与えているとしたら?また、孤独を解消することが、「自己成長」にもつながるとしたらどうでしょうか。

人生100年時代を、心身ともに豊かに生きていくために――。孤独にまつわるさまざまなデータを紐解きながら、時代を先取りする新たな取り組みをご紹介します。

日本は、「孤独」な人であふれている?

孤独な日本人が増えていることを示す、いくつかのデータがあります。

例えば、全世帯に占める「一人暮らし」の割合。1990年、全世帯の23.1%だった一人暮らしは、2015年には34.5%まで増加しています。2025年には36.9%、2040年には39.3%と、一人暮らし世帯の割合はこれからも増え続けると予想されています。

家族類型の割合の変化

出典:国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計」

また、未婚率も同様に増えており、2015年の生涯未婚率は男性24.8%、女性14.9%でしたが、2020年には男性28.3%、女性17.8%に上昇しています。

生涯未婚率の5年前比較

出典:国立社会保障・人口問題研究所「生涯未婚率の5年前比較」

さらに、海外と比べたデータもあります。経済協力開発機構(OECD)の調査によると、社会集団の中で友達や同僚といった他人と過ごす時間が「ほとんどない」と答えた人の割合は、日本が15.3%とOECD加盟国でトップの数字。

「日本人は、人と関わる時間が少ない=孤独」とすぐに断定することはできませんが、孤独を抱えやすい環境は揃っており、その傾向は今後も高まっていくことが予想されます。

社会集団の中で、ほとんど友達や同僚など他人と時間を過ごさない人の割合

出典:経済協力開発機構(OECD)の調査

さて、孤独が体に悪影響を与えることを指摘する研究結果も存在します。

米ブリガムヤング大学のジュリアン・ホルトランスタッド教授は、「社会的なつながりを持つ人は、持たない人に比べて早期死亡リスクが50%低下する」という研究結果を発表しています。

ほかにも、一人暮らしの中高年は、家族と同居している人より心臓疾患で死亡する確率が24%高いという研究結果(米ハーバード大学)や、孤独によってストレスと関係する脳内ホルモンが活発に放出され、うつにつながるケースがあるという研究結果(米ピッツバーグ大学 ブルース・ラビン医学博士)も存在します。

こうした調査を見ると、健康に長生きするという観点からも、孤独を解消することは有益だと言えそうです。

異世代ホームシェアに見る、孤独との向き合い方

孤独を解消するメリットは、ほかにもあります。「自己成長」や「人生を豊かにすること」にもつながる可能性があるのです。そのような取り組みの一例が、NPO法人ハートウォーミング・ハウスが展開している「異世代ホームシェア」の取り組みです。

異世代ホームシェアでは、文字通り、高齢者や若者といった異なる世代の人々が1つの家に同居します。日本ではまだ一般的ではありませんが、ヨーロッパなどで活発になりつつある共生のスタイルです。最近では「次世代型下宿」とも呼ばれるようになっています。ハートウォーミング・ハウス理事の園原一代さんは、次のように語ります。

「一人暮らしの高齢者でよくあるのが、何をするにも自分一人だと面倒になってしまうというケース。その結果、掃除をしなくなったり、暑いのにクーラーをつけずに熱中症になってしまうことも珍しくありません。ところが生活の中に誰かがいると、“その人のために”とアクションを起こせるんですね。自分以外の誰かの存在が、生活の活力になるわけです」(園原さん)

ハートウォーミング・ハウスで紹介活動をしている物件の一つが、ホームシェア・シモキタ。オーナーご夫妻は、1階部分をシェアメイト(入居者)の居住スペースとして提供しており、自分たちは2階で生活しています。これまでの入居者のほとんどが、海外や地方から東京に出てきたという若者たち。現在では2人の若者がシェアメイトとして暮らしています。

つながりが生む「体験」が、人生の幅を広げるきっかけに

オーナーの話を聞いていると、異世代ホームシェアには単なる「高齢者と若者の助け合い」に留まらない、大きな可能性があることを感じられます。

「かつてシェアメイトだった台湾人の女の子がいたのですが、彼女が私と妻を台湾に招待してくれたことがあって。一緒に旅行しながら、故郷を案内してくれたのですが、思い出深い体験でしたね」(オーナー)

異なる世代同士のつながりから、自分だけの生活では実現しにくい「人生経験」が生まれること。園原さんは、それこそが異世代ホームシェアの最大のメリットだといいます。

「いろいろな人とコミュニケーションして、他人と人生を共有することは、生活や体験の幅を広げてくれます。そして“心の体力”も養われます。何より面白いのは、人と過ごすことで、自分自身をより深く理解できるようになること。誰かの言葉や行動によって、“私にはこういう一面があるんだ”“これが好きなんだ”という、今まで気づかなかった性格が見えてくる。それは自ずと、自分自身の成長にもつながりますよね」(園原さん)

園原さんは最後に、こんなエピソードも教えてくれました。2011年の東日本大震災の折、別のホームシェアのオーナーが、シェアメイトと川の字になって一晩を過ごしたというのです。いざという時の安全・安心という点でも、人と共生するライフスタイルは、大きな意味を持ちそうです。

ホームシェア・シモキタの一室

人間関係を育む力が、人生100年時代を切り拓く

異世代ホームシェア以外にも、最近では人々の孤独を解消するようなさまざまな取り組みが始まっています。定年退職をした人が新たな居場所を見つけるための「地域デビュー」を応援する団体や、スポーツや歌などのレクリエーションを通じて、人々の交流を支援するグループなど、多様なコミュニケーションの形が各地で生まれているのです。今後はさらに若い世代にも、こうした取り組みが広まっていくかもしれません。

今は孤独を感じていない人も、「老後なんてまだまだ先」と思っている人も、大切にしたいのは長い人生を展望し、つながりを育む力を養っておく姿勢――。それこそが、人生100年時代を豊かに生きるコツなのかもしれません。

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