リンダ・グラットン教授インタビュー前編〜「積極的に、イノベーティブに」が人生100年時代を生きるカギ

#健康 #お金 #仕事 #ライフスタイル #家庭・育児 #インタビュー #人生100年

人生100年が一般的になりつつある今日。長寿化は喜ばしいことですが、少子化と高齢化が同時に進む日本では、これをポジティブに受け止められないとする意見が目立ちます。アクサ生命保険が20代〜60代男女1,000名を対象に実施した「人生100年時代に関する意識調査」の結果でも、約8割にあたる78.8%が「100歳まで生きたいと思わない」という結果が…。

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「100歳まで生きたい」人はたったの21.2%! ― 老若男女1,000名に聞いた「人生100年時代」のリアル

では「人生100年時代」をポジティブに捉え、より充実したものにするには、どういう考えで行動すればいいのでしょうか?ロンドン・ビジネススクールで教鞭をとり、これからの生き方や働き方についての著書もあるリンダ・グラットン教授に、アクサ生命保険のフィナンシャルプランアドバイザー千葉博道がインタビューしました。

積極的であること、イノベーティブであることが人生100年時代のカギ

千葉:長寿化によって私達は生き方を変えなくてはならない、とリンダさんは指摘されています。中でも、これまでのような「学びの時期、仕事をする時期、老後」という3ステージではなく、それ以上のステージを経験する「マルチステージ」の生き方にシフトしていく重要性を説かれていますね。

長寿化によって選択の機会が増えることは、人生をより多彩にしてくれるかもしれません。しかし一方で、「どれを選ぶべきか、どう選ぶべきか?」と悩んだり、不安を感じたりする人も出てくることでしょう。このような時代に必要な意識や心構えについて、アドバイスをいただけますか?

リンダさん:マルチステージを生きるためには、2つの要素が効いてくると思います。
まず、積極的であることです。今後、世界はどうなっていくのか?という漠然とした疑問に対して先見の明をもって考え、それに対して自分はどうなりたいのか、立ち位置をどうしたいのか?を、常に考える姿勢が重要です。

2つ目は、イノベーティブ(斬新)であることです。そして、そのイノベーティブな発想を行動に移す勇気を持つことも大切ですね。
日本の人たちはもう少しイノベーティブな発想が必要かもしれません。たとえば、女性は仕事をする人が増えてきているので、男性は家事を担うように変化が必要でしょう。また、企業は働き方に柔軟性をもたせ、もっと働く人たちに裁量を与えるようになるべきだと考えます。

100歳まで生きる時代に大切なのは「無形資産」

千葉:2018年にアクサ生命保険が実施した調査によると、約8割にあたる78.8%が「100歳まで生きたいと思わない」と答える結果が出ました。逆に、100歳まで生きることを望む層はわずか21.2%です。
この結果をどうご覧になりますか?また、そんな中でも人生100年を歩いていくには、何が必要だとお考えでしょうか?

リンダさん:「100歳まで生きたいですか?」という質問に対する答えは、それぞれが「どんな100歳になりたいか」をどのようにイメージしているかによって変わるものでしょう。それに、たとえば私自身が100歳になる頃には、今の100歳の人たちとまるで違った状況であると想像できますし、当然ながら、一人ひとり、歳のとり方も違います。実際のところ自分が100歳になったらどうなるか、誰にも分からないのです。

個人的なことをお話しすると、幸運なことに私は大学教授の職についているので、教えられることがある限りこの仕事を続けられると考えています。ですから、できるだけ長く、80歳になっても仕事を続けていきたいと思っています。

お手本となる存在がいない中で、人生100年を生きるために必要なことは、いわゆる「無形資産」にたくさん投資することだと考えています。ここで言う無形資産とは、お金に換算できないけれど、人生のあらゆる場面でとても大きな役割を果たしてくれるものです。自分の拠りどころになる家族の存在や素晴らしい友人、高度なスキルと知識、肉体的・精神的な健康はそれに当たるでしょう。そうしたものは人生100年を生きる礎になり得ます。

人生そのものが学びである、生きている限り学び続けられる

千葉:少し個人的な質問をさせてください。私には2人の子どもがいます。彼らもそろそろ将来について考える時期に差し掛かっているのですが、何かアドバイスしようと考えても非常に難しく感じます。同じ意見をお持ちの親御さんも多いようです。
大人たちが今の若い人たちにどんなアドバイスをすればいいか、何かヒントをいただけますか?

リンダさん:子どもたちへのアドバイスが難しいと感じるのは、今日の子どもたちが置かれている環境が、私達が歩んできた社会とまるで違うからです。たとえば、彼らは「人生は長い」ということを前提にスタートしていますし、生活を取り巻くテクノロジーの進化も顕著です。おそらく、家族構成にも違いがあるはずですね。

“過去の常識”が通じない若い世代にアドバイスをすることは難しいわけですが、もし何か言葉にするなら「規律と熱意をもって何かを学ぶことは大事なことであり、素晴らしいことだ」と伝えてみるのはどうでしょうか?
スキルと知識を身に付けること、つまり学習と教育は、将来に渡って大きな金銭的恩恵をもたらすことにも繋がるでしょう。

ただ、ここで私が同じくらい強調したいのは、子どもたちだけでなく親御さん自身も「人生そのものが学びであり、生きている限り学び続けられる」ということに気付くべきだということです。

テクノロジーが目を見張る進歩を遂げている今日、キャリアの初期に身に付けた専門技能だけで仕事人生を全うできなくなる日が来ると想像できるでしょう。また、身に付けた専門技能を時代遅れだと感じたり、飽きてしまったりして、「新しい挑戦をしてみたい!」と突き動かされる人も出てくるのではないかと思います。
なんらかの専門技能を習得するには1万時間以上が必要だと言われますが、長寿化によって私達の人生が長くなるわけですから、生涯に複数の専門技能を身に付けることは決して難しくないはずです。

大人たちは、高校や大学に行って学び、それで終わりということではなく、人生を通じて学び続けることができる、と意識することが大切です。

「無形資産」が人生100年にもたらす価値やその形成の仕方について語ってくれたリンダ・グラットンさん。
後編の記事では、それを支える「有形資産」についての彼女の向き合い方やそれによって得られた素晴らしい人生のひと時について語ってくださいます。

→「リンダ・グラットン教授インタビュー後編〜「お金に賢明であること」が自分の人生を創造する〜」はこちら

リンダ・グラットン
ロンドン・ビジネススクール教授。日本政府が、人生100年時代を見据えた経済・社会システムを実現するための政策等を検討するべく設置した「人生100年時代構想会議」に招かれ、国内でも知られるようになった。
著書『ライフ・シフト(東洋経済新報社)』や『ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉(プレジデント社)』は大ベストセラーとなっている。

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