はじめての融資、どこに相談する?どんな準備をする?~創業から成長・拡大期に向かう小規模事業者におくるお金の話~
2023年03月01日 | 会社経営のこと -Business-

自分で事業を起こしたり、事業内容の転換や拡大等を計画したりする小規模事業者にとって、「事業投資に回せる資金が心許ないので思うように計画を実行に移せない」との悩みは往々にしてあるもの。そうした場面で思い浮かぶのが、金融機関から融資を受ける、という選択肢です。
本稿では、以前紹介した、「フリーランスから法人化、メリットとデメリットを上手くマネジメントする方法とは?」に続き、小規模事業者や創業を予定しているひと達が一般融資を受ける際に押さえておきたいポイントや、融資を受けるまでの流れについて取り上げます。
小規模事業者が融資を 検討するきっかけとは?
本題の前に、「小規模事業者が融資を検討するきっかけ」を見てみましょう。
- 製造会社としての価値を上げるべく、新しい機器を導入するため(設備投資)
- 小売業を営んでおり、店舗を増やしたいため
- 公式サイトに予約受付やeコマースといった機能を拡充するため
- 接客業を営んでおり、オフィス・店舗を整備したいため
- 仕入れをして加工したものを販売しているが、売掛金の回収より前に仕入れにかかる支払いが発生するため、当座の運転資金を確保するため
- 会社の設立を予定しているが、どうしても資金が足りないため
上記はあくまで一例ですが、おもには、事業の運転資金を確保するため、あるいは、創業のための資金を確保するため、といった事柄が多いとされています。しかし、業種によってさまざまな理由が挙げられ、他業種から見ると「そのような内容でも融資を受けられる可能性があるのか!」と気付かされるものもあり得ます。そのため、後述する専門機関等にまずは相談してみる、というスタンスで「融資」に向き合ってみるのは一考に値するでしょう。
すぐには必要ないけれど、あえて融資を受けるという選択肢も


