社会通念も大きく変わりつつある、ガン治療の現在地とは?
現在、日本人の2人に1人は一生のうちにがんになると言われています。(
)一方、医学の進歩によってがんの5年生存率は飛躍的に改善され、診断された6割以上の方が治る時代となっています。(
)治療法についても、負担の小さいものが登場し、入院期間はどんどん短くなり、実際に働きながらがんの治療を続けている人は現在32万人にのぼります。(
)ところが、内閣府の「がん対策に関する世論調査」によると、約57%の人が仕事と治療の両立は難しいと考えています(
)。またがんと診断されると、約35%の方が自分から辞めたり解雇されたり離職してしまう現実があります( )。そういった背景の中、仕事とガン治療の両立が難しいと考える人たちが、安心して働けるように社会の関心や意識を高め、両立のための仕組みをつくっていくことが大きな課題になっています。