健康経営への取り組み「アクサ・ウェルネス・プログラム」
アクサ・ウェルネス・プログラム
アクサ生命のビジネスは”お客さまをお守りする”ということ。その遂行には従業員自身が健康であることが重要と考え、2015年4月の従業員の健康に対する基本的なスタンスを明文化した「健康宣言」の発信を皮切りに、健康経営を全社一丸となって推進しています。
CEOコミットメント
当社は、お客さまをお守りするという生命保険会社としての使命を果たし、また、ご契約先の企業をはじめとする地域社会の皆さまとともに普及啓発を進める「健康経営」を自ら実践するため、2015年4月に「健康宣言」を行いました。2018年4月には、従業員のヘルスリテラシーや健康意識の向上、従業員自身の身体的・精神的・社会的健康の向上を目的とした健康増進施策「アクサ・ウェルネス・プログラム」を策定しました。さまざまな取り組みを従業員へ提供し、全社一体となった健康づくりの推進と従業員の主体的な参画意識を高めてまいります。
推進体制
2018年2月、社内健康経営への取り組みを一層加速させるために、CEOが「チーフ・ヘルス・オフィサー」に就任しました。全社を横断した取り組みや、各拠点を通じた働きかけを積極的に行っています。
アクサ健康経営推進の概略図
アクサ・ウェルネス・プログラムの制定
2018年1月-2月、アクサ生命ではお客さま企業へ提供している「健康経営支援プログラム/健康経営サポートパッケージ」のサービスの1つである、「健康習慣アンケート」をアクサ生命の従業員へ実施。従業員の生活習慣や行動変容の状況を分析し、特定した課題を基に「運動」「食事」「メンタルヘルス」「がん対策」の4本の柱を軸としたアクサ・ウェルネス・プログラムを制定しました。
目的
①「お客さまに寄り添うパートナー」として選ばれる企業を目指す私たちのヘルスリテラシー(健康に関する知見)や健康意識の向上
②私たち自身の身体的・精神的健康の向上
アクサ・ウェルネス・プログラムの活動を通じ、従業員自らが健康状態に向き合い、
主体的に健康増進に取り組めるような機会とサポートを提供しています。
健康指標(KPI)設定
5つの健康指標(KPI)を設定
2023年度末の達成に向けて、5つの健康指標を設定しました。2022年は特定保健指導実施率、ストレスチェック受検率を達成、定期健診受診率、二次健診受診率、喫煙率も前年比改善しています。
二次健診受診率について2022年度70%、2023年度80%と段階的な目標に変更
※特定保健指導実施率はアクサ生命の在籍基準に基づき集計
健康経営に関する取り組みと関連指標
アクサ・ウェルネス・プログラム 課題別の取り組み
「運動」「食事」「メンタルヘルス」「がん対策」の4本の柱を軸に、さまざまな取り組みを行っています。
運動
コロナ禍での運動不足解消のため、お客さまに提供しているサービスを社内へ展開。運動不足解消をはじめ、テレワークにも対応する動画を提供。
パラアスリートや保健師によるストレッチや軽運動の提供
視覚障がい者の社内マッサージセラピストをインストラクターとして毎月の健康セミナー(Health KIOSK)でストレッチの提供を実施。
実施目的:
生活習慣病/健康リテラシー向上と行動変容/高齢従業員のロコモティブシンドローム・フレイル予防
結果:健康習慣アンケートの結果 運動習慣 2019年実施時44%から2022年57%と13ポイント上昇した。
食事
コンビニランチの提案
社内設定コンビニエンスストアと連携、健康増進センター保健師によるおススメのランチメニューの提供を定期的に発信、またウェルネスプログラムのPOPを作成し、おすすめ商品としてコンビニで掲示。カロリー・成分表示の意識向上に努めた。
食事管理アプリの提供
お客さまに提供しているサービスを従業員へ展開、毎日のカロリーの記録や栄養士によるサポートメールの提供により、意識の向上。
実施目的:
生活習慣病予防/健康リテラシー向上と行動変容
結果:健康習慣アンケートの結果 食べ物習慣 2020年の66%から2022年では72%と改善している。
メンタルヘルス
社内メンタルヘルス体制の強化
従来の産業医・保健師・外部カウンセラーに加え、顧問医の設置、心理カウンセリングサポートの拡充等体制の強化を行っています。
従業員相談窓口の強化
日本語で相談できる社内・社外相談窓口の環境に加え、英語・フランス語・中国語など5つの言語も対応できる相談窓口(365日24時間対応可能)を設置
全従業員向け、マネージャー向けメンタルヘルス e-learningの実施
コロナ禍をきっかけに2020年よりメンタルヘルスオンラインセミナーの開催やe-leaningを実施、e-learningは9割の社員が受講した。
全従業員対象:
セルフケア参加率91.9%(実施期間:2022年12月)
マネージャー対象:
ラインケア参加率85.8%(実施期間:2022年12月)
結果:ストレスチェック 高ストレス者割合は2019年12.7%、2020年11.5%、2021年12.9%、2022年13.7&、2023年12.7%。コロナ禍が長期化している影響が大きいため、さらなる対策が必要であると認識している。
がん対策
アクサ生命健康保険組合と協働した取り組みの実施
産業医セミナー・e-leaningの実施
コロナ禍で健診受診率・二次健診実施率が横ばいである中、受診率の向上を目的として、産業医による健康セミナー、e-leaningを開催。
実施目的:
健康リテラシー向上と行動変容/数値改善
二次健診実施率向上
禁煙キャンペーン・オンライン禁煙外来の導入
アクサ健康保険組合と協働の取り組みを実施、健康保険組合がオンライン禁煙外来57,000円を無料で提供することにより、参加人数を増やし、またサポーター制度を導入してチームや組織一体となって喫煙対策に取り組むよう推進した。
実施目的:
喫煙率低減
女性の健康への取り組み
セミナー・e-learningの実施
女性の生理、妊娠、出産、更年期、そして男性の更年期など、ジェンダーによる健康課題に関する健康リテラシー向上を目的として、産業医による健康セミナー、e-learningを開催しています。
ヘルスケアサービスの導入
ジェンダーによる健康課題を中心としたヘルスケアサービスを提供するヘルスケアサービス『Cradle (クレードル)』を導入。従業員がいつでも健康課題に関するセミナー等にアクセスでき、医療機関に通いやすくなるようクーポンを提供しています。
健康リテラシー向上のための取り組み
健康通信・サイトの充実
産業医と保健師監修による健康通信 毎週Dr.かっきーのAWP通信(メールマガジン)の週次配信を実施、またAWPサイトを立ち上げ、メールマガジンやオンラインHealth KIOSKのバックナンバーを掲載。
AWPの取り組みに対し、効果を確認するため、毎年従業員アンケートを実施。
またお客さま向けの健康サービス・コンテンツも従業員が利用できるよう、営業部門と連携し、アクセスできる環境整備を実施。
結果:2021年12月従業員アンケートによると86.8%の従業員が健康通信メールマガジンを閲覧している。
CHOアワード
CHOアワードは、組織ごとの健康アクション好事例をCHO(Chief Health Officer)であるCEOが表彰するものです。アクサ生命の従業員が健康と健康経営に対する意識を高め、自身だけでなくチームへの働きかけや、お客さま・パートナーのみなさまへのアドバイスや情報提供を促進する目的を担っています。
『 怒りのメカニズムとアンガーマネジメント 』 について、チームメンバーとの「学びの共有」(代理店コールサポートG)
「怒り」の感情のメカニズムや、その対処方法を紹介している著書や当社が公開しているアンバーマネジメント動画*などの情報を収集し、定例ミーティングの中でメンバーと情報共有を行った。
参考動画(YouTube アクサ公式チャンネル内 健康経営アクサ式 アンガーマネジメント)
・安藤俊介の「アンガーマネジメントとは」↗
・安藤俊介の「6秒ルール」 ↗
・安藤俊介の「怒りは連鎖する」 ↗
東京からアクサ 本社のあるパリを目指ざすウォーキングイベントを開催(ファイナンスコントロール部門)
チームの結束力を強める効果を期待し、部門を3つのチームに分け、1歩を0.7mとして計算し、東京からパリ間の距離9,771kmをどのチームが一番早くパリに到達できるかを競う取り組みを実施し、部門内表彰を実施。その後もウォーキング習慣の継続につながっている。
自社従業員を超えた取り組み
全国の企業さまへの健康経営の普及・推進
自治体、商工会議所、協会けんぽとの連携
アクサ生命は、自治体、商工会議所との協定締結、協会けんぽ支部との覚書締結を行い、連携・協働して全国各地の企業の健康経営をサポートしています。
機関投資家としての取り組み
アクサグループ・アクサ生命は、ESG投資に積極的に取り組んでいます。投資先企業の健康経営の取り組みをESG評価の一項目として採用し、ESGの状況を評価して投資判断に組み入れています。この機関投資家としての取り組みは、健康経営に取り組む企業を後押しし、その普及を目的としています。
コロナ禍での対応
健康不安の高まるコロナ禍において、社内研修Health KIOSKのオンラインライブ配信、動画配信、各種健康情報の配信、専用サイト(AWPサイト)の開設などを実施しています。
オンラインHealth KIOSK
2020年4月の緊急事態宣言発出から、オンライン会議ツールを用いたライブ配信を開始。
「新型コロナウイルス感染症について専門医に聞いてみようシリーズ」や、食事と運動をテーマとした生活習慣予防、睡眠、ロコモティブシンドローム予防、女性の健康課題についてなどさまざまなテーマに加え、腰痛予防、眼精疲労改善の5分以内のストレッチ、ツボ押しなどを追加した健康セミナーを2021年は10回開催、録画動画も提供し、徐々に視聴者も増加しています。オンライン開催で不足しがちなコミュニケーションは、産業医がチャットで会話を行う、セミナー中のアンケート実施など、視聴者との双方向を意識した構成となるよう工夫しています。実施後のアンケートでは85%の社員から肯定的な回答を得ています。
情報提供の充実
Health KOSKや各種健康情報をまとめた「アクサ・ウェルネス・プログラム」サイトを立ち上げ、随時最新情報を更新。特に在宅中のセルフケアや産業医からの情報を掲載し、毎週水曜日は「Dr.かっきーの健康通信」として産業医の執筆するメールマガジンを全従業員へ配信しています。
また、マネージャー向けに「健康推進マネージャー通信」を毎月2回配信しており、管下スタッフへの取り組みのアドバイスも行っています。
新型コロナワクチン職域接種の実施
アクサ生命はアクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社傘下である、当社、アクサ損害保険、アクサダイレクト生命およびグループ企業において、従業員、家族、代理店関係者を対象に新型コロナワクチンの職域接種を実施しました。
- 2021年7月・8月、全国11都市のTKP職域ワクチンセンターで4,300名に対して実施。投資額1名あたり4,400円
- 2022年3月・4月、3回目接種を全国12都市で2,400名に対して実施。投資額1名あたり2,750円
新型コロナウイルス感染症の予防・拡大防止に向けた各種取り組みを通じ、従業員の安全と健康確保に努め、お客さまや地域社会をお守りし、安心をお届けするという責任ある保険会社としての社会的使命を果たしています。
社外からの評価
ホワイト500でトップランナーとして掲載
健康経営2019の選定企業紹介レポートにて、トップランナーとしてご紹介いただきました。また、健康経営を進める企業の⼿本となっている企業として2年連続掲載されています。
また、健康経営を進める企業の⼿本となっている企業として2年連続掲載されています。
令和2年度 東京都スポーツ推進企業モデル企業として表彰
東京都スポーツ推進企業
モデル企業表彰式2021年4月14日
小池東京都知事と安渕CEO
人材に関する取り組み
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