教育資金と老後資金を同時期に備えるのは難しい!?~予期せぬ資金も上手に備えるコツと考え方、見逃せないポイントとは?~

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お子さまがいるご家庭では特に、「教育資金と老後資金を同時期に備えるのは難しい」と感じる方が多いようです。その理由には、2つの大きな資金を備えるというプレッシャーだけでなく、自動車や住宅の購入とローンの返済のような「今まさに必要な支出への負担感」が関係しているからだと考えられます。

では、そのような状況の中でも、教育資金と老後資金を無理なく準備していくにはどうすればいいか?アクサ生命のFA(フィナンシャルプラン アドバイザー)木村冬悟のコメントと共にご紹介します。

老後資金と教育資金を準備している世代の“本音”は?

まず、老後資金と教育資金を準備している世代が感じていることを見てみましょう。

アクサ生命が2023年3月1日~2日にかけて全国の30~69歳の男女で高校生の子どもがいる1,000名を対象に実施した「金融経済教育とライフマネジメント®に関する調査2023」によると、【自身の老後資金が不足することはないと思うか?】【教育資金と老後資金の両方を準備することは厳しいと感じるか?】という質問に対する答えは以下のような結果になり、多くのひとが不安を感じていることが分かりました。

教育資金と老後資金を同時期に備えるのは難しい!?~予期せぬ資金も上手に備えるコツと考え方、見逃せないポイントとは?~

今回の調査時期は、ちょうど「物価の上昇」や「実質賃金の減少」といった家計を直撃するような出来事が話題になった時期と重なります。また、「退職金をはじめとする税のあり方の見直し」や「扶養控除の見直し」といったニュースが取り沙汰される今日、将来に必要なお金に関する不安を抱えているひとが増えているとも想像されます。

では、自分の老後資金や子どもの教育資金について心配なく過ごせるよう備えるにはどうすればいいのか、前出の木村FAに話を聞いてみました。

木村FAは、人生の目的やビジョンを明確にし、夢を実現するための継続的なライフプランづくりをサポートする「ライフマネジメント®」のコンサルティングをお客さまにご案内しており、過去に掲載した2つの記事でも親子間でのお金の話についてアドバイスをしています。

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将来に必要なお金を準備しているひとがやっていることは?

――「教育資金と老後資金を同時期に備えるのは難しい」という話に入る前に、「老後資金とは何か?」について改めて整理したいと思います。一般的に、「老後資金」とは何を指すのでしょうか?

木村:大きくは2つに分けることができます。まず、基本生活費とも言えるもので、これは普段の生活に必要な家賃や光熱費、通信費といったものを指します。いわば、生きるために必要な基本の費用です。

もう一方は、人生を豊かに充実させ、自分らしく生き、誰かと楽しむための「ゆとりの費用」が挙げられます。以前、「老後2,000万円問題」が話題になりましたが、その際、「リタイア後に旅行などの楽しみをするためにも、老後資金を備えた方が良い」という話が出ましたね。そこで議論になったのはまさにこの部分を指します。

調査では、「老後資金が不足することはないと思うか?」という質問に対して、「そう思わない(79.4%)」との回答が多くあったとのこと。これはおそらく、「ゆとり資金が足りないと思っている」ということだと推察します。

ただし、最近では、「公的年金や税金・控除に関するニュースや、物価・光熱費等が上昇している現状を見ていると、将来は支給される年金だけで生活費をまかなうのは難しくなるのではないか?」と心配するひとが増えてきているように感じられます。

私がサポートしているお客さまの中には、「公的年金として得られる資金だけでは生活できないと考えて、将来に備えて資産形成を考えたい。そのためにすでに作ったライフプランを見直したい」とおっしゃる方も少なくありません。

教育資金と老後資金を同時に準備するのは難しくない!その理由は?

――今後、ますます「子どもの教育資金と自分の老後資金を準備するのは難しい」と感じるひとが増えるように考えます。やはり、難しいものなのでしょうか?

木村:結論から言うと、私は「難しくない」と考えています。私がサポートしているお客さまには、どちらも同時に備えるよう取り組んでいただいているのですが、最初にお話しを聞いている段階ではアンケートに回答している方々と同じように「難しい」と考えていたとしても、実際にやってみると「思っていたよりも難しくない」と感じておられるようです。

その理由は、お客さまと私とで、叶えていきたいこと、夢や理想、ライフデザインをまずはお聞きします。ご希望を叶えるために家計や預貯金の現状確認、叶えていくために必要な実行プランをコーディネート、アクションに導くサポートをするステップを踏んでいるからです。

たとえば、小学生のお子さんがいたとしましょう。大学に入学するまでにはおよそ10年の猶予期間があるとします。すると、大学の入学から卒業までの資金として約600万円を貯めようとすれば、年間およそ60万円を積み立てれば良く、毎月の貯蓄額は約5万円程度だと概算できます。この時、積立貯蓄型の保険を活用すれば複利で運用することになるので、毎年必要な資金はより低減される可能性も考えられます。

また、今20代半ばから30歳くらいの方がいたとして、60歳までに30年あまり期間がある場合、老後のために2,000万円準備するとしても年間60万円程度の積立が単純計算で必要だとわかります。

合計毎月10万円程度の貯蓄を、ということになりますが、もしものときの保障をしっかり確保して同時に資産形成も出来る変額保険などの金融商品で運用すれば、単純に積み立てていくよりも複利で運用できるのでもっと家計への負担を軽くしながら備えられる可能性が高まると考えられます。

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教育資金と老後資金を同時期に備えるのは難しい!?~予期せぬ資金も上手に備えるコツと考え方、見逃せないポイントとは?~

こうしたお話しをすると、「なるほど、それなら思っていたよりもできるかもしれない!」と、みなさんすごくリアクションが大きくなるものです。「老後に2,000万円の備えが必要」と言われると、「そんな大金準備できそうにない!」とびっくりしてしまうのも無理のないことですが、上述のように見える化して整理しながら考えると、いい意味で現実味が出てくるのでしょう。

ただ、こうやって冷静にひとつ一つブレークダウンしていくのは、ご自身だけでは難しいかな、とも想像します。

そこでアクサ生命のFAは、一人ひとりさまざまな家族形態や生活スタイルを持ち、それぞれの夢や将来に向けた目標を持って暮らしているお客さまと向き合い、お話しをお聞きし、「お客さまの夢を叶えるためのライフプラン」をご提案しています。

さらに、定期的にお客さま自身が豊かな将来に向けて積極的にチャレンジできるよう、専門知識と独自システム「LNAS(エルナス)」を活用して、家計や保険の分析・見直しを継続して行っています。

会話の中でお客さますら気付いていない気持ちや想いを汲み取ったり共有したりして、解決しなければならない問題への解決策を一緒に考えたり、不安が多ければ優先順位を決めて専門的な知識でサポートしながらこれも一緒に解決策を考えていく、というのが私たちのサポートのあり方です。

もちろん私もそうした活動を通して、みなさんの「教育資金と老後資金の準備」をはじめ、豊かな人生を歩むお手伝いができればと考えています。


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教育資金と老後資金だけで大丈夫?介護資金の話

――高校生の子どもがいる30代~60代の現役世代のご家庭にとって、「教育資金と老後資金」に意識が向きがちですが、「親の介護」も念のため想定しておいた方がいいと聞きました。これについてもお聞かせください。

木村:そうですね。実際のところ、「教育資金や老後資金」は準備するまでには時間的な余裕があったり、およそ必要な金額が“わかりやすい”ものなので、備え方もいろいろと考えやすいと言えます。しかし、介護資金となると、少し変わってきます。それというのも、いつから・どれくらいの金額が・いつまで必要になるかがわからないからです。

例えば、20年かけて準備できる、といったことならば良いのですが、「突然必要になった」というケースも少なくないので、「今すぐ使えるまとまったお金」として、教育資金や老後資金を充当せざるを得ない、なんてことにもなりかねないのが少し厄介です。

ただ、親御さん自身が自分たちの介護のために資金を準備している、というご家庭も少なくはありません。ご両親のどちらかが会社勤めをされていて、退職金や厚生年金をしっかりと受け取っている、という方の場合は上述のような心配は比較的少ないかもしれません。そうしたことは事前に話し合い、確かめ合えるといいですね。

加えておすすめしたいのは、「介護が必要にならないよう、親御さんの健康を保てるようにお子さまやお孫さまが気遣ってあげる」ということです。元気なうちからこれを続けておくと、教育資金や老後資金を介護資金に回さなければならないシチュエーションを回避できるとも考えられます。そうした意味でも、日々のコミュニケーションは大切なことです。

もちろん、並行して「それでもやっぱり介護資金が必要になったら」を考えておくのは重要なリスクマネジメントになります。私の場合は、そうした心配を抱えているお客さまに対し、相続診断士として家系図を描きながら、やはり今あるお金の見える化をして差し上げて、今から打てる手をアドバイスするなどし、親子3代がすっきりとした気持ちで日々を過ごせるようにお手伝いをしています。

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介護資金だけじゃない!予期せぬ出来事に備えるには?

――介護資金に限らず、予期せぬライフプランの変更は起こり得るものです。そうした時の準備の仕方はいかがでしょうか?

木村:実際にそうした「思いがけないライフプランの変更」にまつわるご相談を受ける機会もあります。

先日も、「40代を過ぎて子育てを始めることになった。子どもが大学を卒業するのは自分が定年退職を迎えた後になりそうだ」と、嬉しそうにしながら相談に来られたお客さまがいらっしゃいました。こうした想定外の人生のイベントは、確かにライフプランを全面的に見直す機会になりますが、「ここから頑張ろう!」と思えることでもあるはずです。

とはいえ、いわゆる一般的な子育て世帯よりも教育資金の準備期間が短くなるわけで、ご不安に思う部分もあるのだと想像します。しかし、そうした場合でも、そうでなかったとしても、概ね必要な資金の中身は変わりません。まずは大事な「住むところ」にまつわる住宅ローンを考え、次に教育費、必要に応じてご両親の介護にかかる費用、そしてご自身の老後資金、というように、その資金が必要になるタイミングが近い順から考えていくことになります。

準備期間が短いとなると、例えば10年以上時間をかけてゆっくり資産形成をしていく「変額保険」のような方法以外の選択肢を考えたほうが良いかもしれませんし、逆に時間に余裕があるもののご自身の健康等のリスクが高まるおそれがあるなら保険を活用した方がいい場合もあります。

また、「若ければ時間的に余裕がある」と言える一方で、「すぐに使う費用が多いので、資産を準備するための予算を割り振れない」というケースもあれば、逆に、「準備期間は短いけれど、予算を振り分けられる余裕はある」というケースも考えられます。それらを踏まえ、おひとりお一人の状況に合わせてお話しをしながらライフプランを提案し、「ライフマネジメント®」を続けていくのが大切だと考えます。

あらゆる資金を備えるために忘れてはいけないこととは?

――最後に、どのような場面でも安心した気持ちでいるために備える際のコツやポイントについてお聞かせください。

木村:結局のところ、一人ひとりの人生は、そのひと自身の夢や希望、理想を追求することだと言えます。ですから、主体的に考えて、「ライフマネジメント®~人生を経営する~」という発想が必要です。そうした意味では、資産形成をするにあたり、「最近よく聞く資産形成の方法だから」というように流行りに流されることがないようにしよう、というのは強調したいです。

「自分にとって何が大事なのか、必要なのか、リスクは何なのか、そして、自分の夢ややりたいことを描く」というのを恥ずかしがったり諦めたりせずに明らかにし、経営者が誰かに仕事をお願いするように「どうやったら実現できるか?」を私たちにぶつけてもらえたらと思います。そこで十分なご提案ができるよう、今後も取り組んでいきたいと考えています。


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親子で「お金の話」をするのは難しい?~お小遣いから進学費用まで、プロが教える話すコツとポイント~

アクサ生命 首都圏第六FA支社 営業1課 Executive
木村 冬悟
大学で建築を学びハウスメーカーに約4年勤務後、2009年2月アクサ生命のFAに転職。
入社以来、出会う人へライフマネジメント®の機会を提供し続ける。現在は全顧客へ年に1度の定期アフターフォローを実施。相続診断士として、顧客と親族を含む相続対策まで含めたカウンセリングを心がけている。
日々の営業の傍らアクサ生命の「ライフマネジメント®」の普及と次世代リーダーの育成を目的とし、ライフプランを通じて正しく保障販売ができ、紹介連鎖を基本としたマーケット拡大の手法を学ぶため2011年より開校した「LNASアカデミー」講師。

財務・資産コンサルティングチームメンバー
LNASアカデミー講師
2023年度MDRT成績資格会員(Court of the Table会員)
2023年度MDRTアクサ生命分会 分会長
国家資格・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
トータル・ライフ・コンサルタント(生命保険協会認定FP)
相続診断士
T-PEC DofD認定アドバイザー
2023年AXA Primeメンバー

※ 「ライフマネジメント®」はアクサ生命保険株式会社の登録商標です。
アクサ生命の無料コンサルティングサービス「ライフマネジメント®」とは、人生の理念とそれに基づいた目的、ビジョンを土台にして、何を、いつ達成するのかという「目標」と、実現するための計画「ライフプラン」を作成し、実践していく中でライフサイクルに応じた見直しを継続的に行なっていく取り組みです。

【調査概要】

  • 調査タイトル:「金融経済教育とライフマネジメント®に関する調査2023
  • 調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする30歳~69歳の男女で高校生の子どもがいる人
  • 調査期間:2023年3月1日~3月2日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査地域:全国
  • 有効回答数:1,000 サンプル(有効回答から抽出)
  • 調査協力会社:ネットエイジア株式会社

※本調査の全量は、以下よりご覧いただけます。
(https://www2.axa.co.jp/info/news/2023/pdf/230323.pdf)

AXA-A2-2308-2946/9WD

 

人生100年にそなえる資産形成

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これからの資産形成の重要性、投資の基本情報、そして変額保険のことなどを動画でわかりやすくご紹介します。

アクサ生命のライフマネジメント®

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アクサ生命のライフマネジメント®

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あなたの「夢」を叶え、人生100年時代を豊かにするためのプランを一緒に考えませんか。

お金のこと  -Wealth-

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